帯状疱疹体験記・その2

帯状疱疹体験記・その1のつづき。

 

【発疹から3、4日目】

仕事が休みなのを良いことに、1日中寝て過ごす。「帯状疱疹は、精神的にも肉体的にも疲れたときに出てきます。かぜをひいたのと同じだと思って、十分な栄養と休養をとるようにしましょう」とガイドブックにも書いてあるし。

毎日お風呂上がりに皮疹のところに塗り薬をぬるのだけど、初日はヘソの横に少しだけだった皮疹が脇腹のほうへも少しずつ広がってきていた。さらに最初に痛かった背中の部分にもポツポツが。抗ウイルス薬は効き始めるまでに2、3日かかるらしいし、まだウイルスが元気なのかもしれない。早く効いておくれ。

痛みのほうはやはり背中から脇腹にかけてのズキズキと、皮疹の出ている皮膚のチクチクピリピリした感じ。初期の痛みが強いと、帯状疱疹が治ったあとも痛みだけが続く帯状疱疹後神経痛というのになってしまう可能性が高いという話なので、痛みを我慢しないように痛み止めをきっちり飲む。というか痛み止めの効果が切れてくると痛くなってくるので、処方されている以上の頻回(一応カロナールの用法・用量の範囲内)で飲んでいた。

 

【発疹から5日目】

仕事が入っていたので仕方なく出勤。仕事ができないほどではないが、じんわり痛みがあるので集中できない。早く昼休みにならんかな、終業時刻はまだかいなと何度も時計を見てしまう。1日終わったら疲れ果ててしまった。ちょうど仕事量もあまり多くない時期だったので、翌日の仕事はお休みさせてもらうことにした。

職場の方々に変にご心配おかけしても申し訳ないので、正直に「実は先週から帯状疱疹というのを患っておりまして・・・」と言ったら、「帯状疱疹!なんか(同じ部署の)〇〇さんも最近なったって言ってませんでした?あと◇◇さんも・・・流行ってるんですかね?」などと流行り病にされてしまった。いやいや、うつる病気じゃないし、たまたまでしょう。

とか思っていたら、ちょうどこんな記事を見つけた。

toyokeizai.net

えっ、ほんとに流行ってるの?と思って読んだけど、別に今年流行しているとかそういう話ではなかった。でも増えてるんですね。

 

【発症から6日目】

仕事を休んだので、身体を休めるべく1日寝ていたけど、どうにも痛くて寝られない。皮疹が出始めたころより痛みが強くなっている気がする。カロナールを飲んでから次に飲めるまでの4時間が長い。

皮疹のほうは、お腹の発疹と背中の発疹がそれぞれ左側に広がってきて、脇腹でつながった。ご開通おめでとうございます。まさに「帯状」疱疹。でも全部水疱というわけではなく、最初のころにできたの以外は赤い蕁麻疹のような感じ。私の神経は皮膚の下でこのように走っていますよというのを赤い色で描いたみたいだ。

飲んでいる抗ウイルス薬はほんとに効いてるのだろうか。もしあれが効かなかったら、入院して点滴を受けなければならない。造血幹細胞移植後の帯状疱疹では、重症化して内臓に症状が出たりする例もあるらしい。そうならないように移植後2年もアシクロビルを飲んでいたので、たぶんそれはないと思うけど。帯状疱疹後神経痛になる例も多いとか書いてあるし、やだなぁ。

 

次回につづく。