上野動物園2022

今年の日記は今年のうちに。

 

クリスマスイブの土曜日、上野動物園に行ってきました。

我が家の家訓のひとつ「パンダは朝イチ」に従って、9時半の開園と同時に乗り込む。


▲こちらはオンラインチケットを持っている人の列、なんだけど開園10分前にはこんな感じ。

正門入ってすぐのパンダ舎には2月に中国返還が決まっているシャンシャンがいて、今はこちらのほうが観覧待ちが長くなっているらしいのだが、我々としては、まずはまだ会ったことのない双子から、ということで西園の「パンダのもり」へ走る。


▲こちらでも親子パンダ観覧はすでに行列。走ってきてから気づいたけど、よく考えたら弁天門から入れば良かったのか。ちなみにリーリー(父)観覧はガラガラ・・・


▲今年はパンダ来園50周年なんですね。
左が1972年に最初にやってきたカンカンランラン、右が今いる双子シャオシャオレイレイ。よく見たら左の写真白黒なんだけどパッと見わからない。


▲親子の行列に並びながらさらっとリーリーの背中も見たりしつつ


▲15分ほど待って親子パンダとご対面。


▲水を飲んでいるシンシン(母)にかまってほしいレイレイ


▲マイペースに竹を食むシャオシャオ

わ~、もう1歳半とはいえやっぱり仔パンダは小さくて可愛いな~と思っていたら、「はい、次のグループが入りますので、前のグループは出てくださーい」と声がかかり、やむなく退場・・・見学時間およそ2分だった。あっという間過ぎるよ~!

でもまあ会えただけ良しとするしかないか。本当は双子のからみとかが見たかったのだけど、それはもう運によります。一度出て、今度はリーリーを見に行く。


▲無駄に遠いリーリー


▲さっきの場所とは違う日なたで竹をむさぼり食っていた

バリバリムシャムシャと食べる音まで聞こえてくる近さで、ガラスもなくて見放題。なんだけど我々を入れても数人しか見てない・・・リーリーだってカッコイイパンダなのにね。

リーリーだけ見ていても退屈はしないんだけど、やっぱりせっかく来たからシャンシャンにも会いたい。ということで東園のパンダ舎に引き返す。


▲途中、パンダ50周年の展示なんかも見たり


▲ちょっとプレーリードッグに引っかかったりしつつ


▲シャンシャン列に並び始める。10時20分頃で「約100分待ち」との案内。

シャンシャンは2019年9月に一度会いに来ている(→その時の日記)。この時もチラッとしか見られなかったんだなー(てかこのときの日記で当時建設中の新しいパンダ舎の予想図について「パンダの前がこんなにガラガラなわけない」とか言ってるけど、今日のリーリーの前、わりとこんな感じだったわ)。

今回もおそらくチラッとしか見られないだろう。そしてもう昼近くなるので、寝ている可能性も高い。それが分かっているのに、ただその一瞬のためになぜ我々は寒い中100分も並ぶのだろう・・・ほんとに。並んでいる間はヒマなので、周りのパンダ猛者たちのパンダファッションチェックでもして過ごしましょう。だんだん周りの人の持っている白黒の何かが全部パンダに見えてくる。

60分ほど並んだところで、列が2本に分かれる。観覧室の前が前後2列になっているので、前列で観たいか、後列でも良いか選べるんですね。後列ならここから10分くらい、前列なら30分くらいとのこと。昔は前列は車椅子と子ども優先とかになってて、そこらの子どもなんかより私のほうがパンダ愛が強いのに!と憤ったものだが、今はちゃんと愛が認められるシステムになっていて素晴らしい。当然前列のほうへ並ぶ。


▲パンダへの本気度(とヒマ度)が明らかになるシステムかも


▲そして会えたシャンシャン、起きてた!


▲竹に埋まってもりもり食べている。かわいい~♪

めちゃくちゃ撮っていたらやはり「はい、立ち止まらないでくださーい、進んでくださーい」と促され、やむなく退場・・・見学時間約2分。でも起きて動いているところを見られたので満足です。シャンシャン中国でも元気で頑張ってね。

結局、並び始めてから90分くらいだった。時間はちょっと多めに言ってるのかもね。
この後ちょっとお土産を買って、動物園を出る。ほんとにパンダだけのために来た感じ。

もちろん時間があれば他の動物も見たかったのだけど、午後からは「ピカソとその時代  ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」@国立西洋美術館に行く予定だったので今回は断念。

ピカソとその時代」とかいう展覧会て、目玉のピカソがちょろっとだけ来てて、あとはよく知らない同時代の画家の作品がちょっとずつ、みたいなんを想像するのだけど、今回のはまずピカソがけっこうドドーンといろいろあって、それからクレー、マティスのボリュームがずっしり、あとはジャコメッティ、ブラック、セザンヌ、以上。みたいな、有名どころだけで構成されている展示でけっこうびっくりした。別にそういうののほうが望ましいというわけではないけど、これってベルクグリューン美術館のコレクションがもともとそういう感じなのかなぁ?私としては、大好きなクレー(とパンダさんの好きなマティス)がたくさん見られて(しかも写真撮り放題で)楽しかった。

でも作品のタイトルが日本語と英語でしか書いてないのはちょっと残念だったかな。これとか、EはEnte(ドイツ語で鴨)のEだと思うんだけど、原語のタイトルは絵の下に作家自身が小さく書いてあるのをよーく見ないと分からない。

でも全体的には、人数制限のおかげか人もそんなに多くなく、好きな作品をゆったり見られて良い展覧会でした。

もうちょっといろいろ書きたい気もするけど、そろそろ酔っ払ってきたのでこのへんで。今年の振り返りとか・・・そういうのはまた来年やります。

 

皆様、良いお年をお迎えください。