ヴァロットン展@三菱一号館美術館

Bさんにお誘い頂いて、三菱一号館美術館で開催中のヴァロットン―黒と白展に行ってきました。

ヴァロットンについては正直名前も知らなかったのだけど、三菱一号館美術館へは前々から一度行ってみたいと思っていたので、喜んで出てきた♪


三菱一号館(復元)(明治27年(1894)ジョサイア・コンドル


三菱一号館についてはこちらをどうぞ(手抜き)

よく読んだら復元されたの2009年とかなのね。もっと前からここにあったのを改修したものだとなぜか思い込んでいた・・・けど、ついこの間(でもないか)できたものだったらしい(Bちゃんゴメン、嘘言いました汗)。


▲裏側はちょっとした広場になっていて、美術館へはこちらから入る


▲明治時代っぽい風合を再現したこだわりの煉瓦だそうです


▲外廊下から広場を見おろす
コスプレ(?)をした人たちが写真撮影をしたりしていた。


▲この展示室だけは撮影OK

フェリックス・ヴァロットンは19世紀末のスイスに生まれ、パリで活躍した画家。特に芸術表現としての木版画を復興させた人として評価されているそうで、今回の展覧会は、三菱一号館美術館が所蔵する世界有数のヴァロットン版画コレクションを一挙初公開するものだそうです。
版画の技術のことはわからないけど、どの作品もとにかくオシャレ・・・黒と白の絶妙な比率というか、黒の面積のほうが圧倒的に多いのに、わずかな線だけでそこに何かがあることを想像させるようなデザインセンスに唸る。漫画っぽい表現も、可愛らしかったり、ちょっと不気味だったり、細かいところまで見入ってしまう。

今回は音声ガイドが津田健次郎さんとのことで(私は特に尾形推しではないけど、ツダケンさんの声は好きだ)購入してみた。最近は音声ガイドも、アプリを購入して自分のスマホで聴く仕様なのね。イヤホン忘れてないかとかスマホの充電大丈夫かとか、地味に気を遣うんだけど、一度入れたら会期中何度でも聴けるのはいいな。
この音声ガイドが、ただ絵の説明してくれるだけじゃなくて、雰囲気を盛り上げるミステリアスな音響演出も入っていたりしてなかなか面白い。ガイドの量もちょうどいいし、音声ガイドって、一つの作品の前にやたら足止めされたりするから(人も溜まるし)実はあまり好きではなかったんだけど、こういう感じのなら良いかも。展示のほうも、ちょっとした空間にプロジェクターでアニメーションを映し出したりする演出があったりして、こちらもやりすぎでない感じでとても楽しかった。展覧会もいろいろ進化してるんだな。


▲アートを満喫した後は、併設のcafe1894でランチ

30~40分待ちとのことだったけどせっかくなので。この壮麗な空間でランチするのも前々から憧れだった。Bちゃん付き合ってくれてありがとう~。
そしてせっかくなので展覧会とタイアップしたランチメニューに、せっかくなのでデザートもつけて、えらい奮発してしまった。


▲白黒なので映えはしないがカッコイイ。そして美味しい♪

美しい空間で芸術に触れ、美味しいものを食べ、良き秋の一日でした。Bちゃん、誘ってくれてありがとう。

 

・・・秋とは言ったものの、実はこの日は急な寒波が関東を襲い、真冬の寒さの日だった。お土産を買いにもう一度美術館のほうへ戻ったら、広場のところで結婚式の写真を撮っている方々が。この極寒に、肩から腕から丸出しのウェディングドレス・・・う~見ているだけで凍えた。さぶいぼは後でレタッチで消すんやろなー。

 

【おまけ】

絵がオシャレなもんだから、展覧会グッズももちろんオシャレなものばかりで、ついあれもこれも欲しくなってしまう。でもお目当ての「楽器」シリーズは絵葉書にもなっておらず(ヴァイオリンを弾くイザイの絵が良かったんだけどな)、唯一見つけたのがこちらのTシャツ。20種類あるTシャツも、すでに全てSかXLしかサイズが残ってなかった・・・のでしょうがないからパンダさんに着せることにする。