正月早々風邪をひいた話

タイトル以上でも以下でもない話なんだけど、この時期に風邪をひくと何かとめんどくさかった、ということでその記録。

 

この年末年始は、久しぶりにそれぞれの実家に帰省しました。まず私のほうの実家のあるU県T市へ行き、甥っ子たちと戯れたり、婆様の卒寿祝いをしたりして2日ほど滞在(宿泊はホテル)した後、パンダさん実家のあるH県K市へ移動(こちらも宿泊はホテル)。元日のお昼にパンダさん両親と食事をして、夕方宿へ帰ってきたあたりからどうも私の体調がおかしい。喉が痛くて風邪のひきはじめっぽい感じ。早々に布団に入って寝たのだけど、翌朝はさらに悪化してぐったり。喉の痛みと鼻水に加えて熱もある感じ、完全に風邪をひいたっぽい。

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▲文字ばかりでつまらないので、今度国の重要文化財に指定されることになったU県庁舎旧館(設計:丹下健三)の写真でもお楽しみください

その日の夕方の新幹線で神奈川に戻る予定になっていて、その前にタンタンに会いに行くつもりだったのだけど、とてもそんな状態でない。しかしとにかくホテルをチェックアウトしなければならなかったので、パンダさん両親に車で迎えに来てもらい、私はパンダさん実家に用意してもらった隔離部屋に収容された。

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▲子どもの頃はなんか重くて暗い印象の建物だと思ってたけど、今見れば立派なモダニズム建築だ

布団を敷いてもらってずっと寝ていたけど一向に良くならず、熱を測ったら38.6度とか・・・うーん、これは、この状態で新幹線に乗っていいのか??咳や息苦しさなどはないし、鼻水もとめどなく出るから、風邪だとは思うけど(この時点ではオミクロン株の症状に鼻水もあることは報道されておらず)万が一コロナだったら後でやばいんじゃないの?と思ったので、念のためK市のコロナ相談窓口に(パンダさんが)電話して聞いてみたら、医療機関の紹介はできるけど、今の状態ですぐPCR検査を受ける必要はない、検査してもし陽性だったらK市から出られなくなっちゃうけどいいの?神奈川に帰ってから受けたら?(てかK市内でコロナ出すな、はよ去ね(言外の雰囲気))ということだったので、ほんまに?ええの?と思いながら、予定通り夕方の新幹線に乗ってヨタヨタと神奈川に戻ってきた。

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▲謎の円卓があったり

さらにその翌日、体調は相変わらずだったが、罹りつけの内科クリニックを受診することに。万一コロナだったら濃厚接触者のパンダさんが次の日から仕事に行けなくなってしまう。予約時間に行くと、防護服で完全防備の事務員さんに病院の玄関でキャッチされ、受付ロビーの一部を透明カーテンで仕切って作られた、やばいやつ入れるスペースに誘導される。そしてまずパルスオキシメーターで血中酸素飽和度を測られる(99%で問題ナシ)。問診票を書いて待っていたら、防護服で完全防備の主治医の先生が透明カーテンの向こうに現れ、そのままカーテン越しに問診。

今のところ症状は喉の痛みと鼻水と発熱だけで咳や息苦しさはない、でも昨日まで帰省していて、昨日新幹線でこっちに戻ってきたという話をすると、先生「おやおや、それは、まあまあ・・・あ~そうなの」と言って「じゃあ念のためインフルエンザと抗原定性検査とPCR検査もしときましょう」ということになった。コロナの検査をするかどうかは先生の判断によるとのことだったが、どの部分がどう判断されたのかはよくわからない。

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▲1階ロビーの猪熊弦一郎の壁画。子どもの頃は変な絵だと思ってたけど、今見れば(以下略)

このカーテンの中でどうやって検査するんだろうと思っていたら、防護服で完全防備の看護師さんが現れ、そこに透明アクリルパネルで三方を囲われた電話ボックス様の箱があったのだが、その中の椅子に座ってマスクから鼻だけ出すよう言われる。コの字型の箱の↑方向を向いて座っていたら、右側のアクリル板には穴が開いていて、そこから看護師さんの手が伸びてきて、鼻に綿棒を3本つっこまれた。なるほど、こうやって看護師さんに飛沫がかかるのを極力防いでるんですね、フガ。

インフルと抗原検査は15分ほどで結果が出て、どちらも陰性だったので、とりあえずちょっとほっとした。風邪の薬を処方してもらったので薬局へ寄って、家に帰って寝ていたら、2時間ほどで病院から電話がかかってきて、PCR検査も陰性だったとのこと。あ~~~良かった。先生には「でもPCR検査も100%ではないので、体調の変化に気を付けて養生してください」と言われた。はい、わかりました。正月早々お騒がせしてすみませんでした。

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▲年末で開いてなかったので、窓ガラスにカメラをくっつけて中を隠し撮りしております。

その翌日には熱も下がり、新たに咳が出るようになったものの、喉の痛みと鼻水は軽減されて、全体的にはだいぶ元気になってきた。ということでやっぱり単なる風邪だったらしい(いや最初からそうだと思ってたけど)。
聞けば、どうも私の実家で甥っ子たちが最初から鼻たらしていたそうで、私が帰った後、妹と両親にも軽い風邪の症状が出たそうな。しかし熱まで出したのは私だけだったようで、久しぶりの旅の疲れか、子どもの風邪への免疫のなさか・・・そういえば退院して以来、風邪をひいたことはあっても、熱まで出したのはこれが初めてかも。このご時世で発熱とかあったらややこしいと思って、インフルエンザの予防接種も受けてあったのに、こんなところでやられるとは・・・子どもの風邪おそるべし。

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▲庭もあります。今回はちょっと寄っただけだったけど、また改めてちゃんと見に来よう…

しかし最近の感染者数の爆発的な増え方を見ていると、私の風邪も本当に風邪なのか?などと思ってしまう。オミクロン株はこれまでのコロナと違って、鼻水など症状が風邪っぽくなってきているとのこと。37.5℃以上の発熱、せき、全身倦怠感、咽頭痛、鼻水・鼻詰まり・・・全部当てはまるわ。もしかして先日のPCR検査は偽陰性だったということも・・・いやそれはないか、ははははは。

ということで皆様もどうぞご自愛ください。